お知らせ
御 礼 ~手とカラダによるパフォーマンス 庄崎隆志の一人芝居『手の詩賢治の詩』~
このたび当法人が主催開催致しました公演『庄崎隆志の一人芝居手の詩賢治の詩』は無事成功裡に終えることができました。 開催に際し、後援を頂きました富山県をはじめ、多くの団体、企業、個人より様々な形でご協力を賜りましたこと、深く感謝申し上げます。 また、230人近いご来場を賜り、足を運んで頂いた皆さまには心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
ご来場下さった中には、手話に初めて触れる方が多くおられ、庄崎氏の豊かな表現に感動し、「手や身体で話す」ことを身近に感じて頂けました。 この日に施行された富山県手話言語条例について、また、「手話」を必要とする聴覚障害者について広く県民の皆様に知って頂くという目的が少なからず果たせたと思っております。
介護を必要とする年齢となられた高齢聴覚障害者の多くは、幼少期に失聴し、その後の成長過程において十分な教育を受けられず、言葉を獲得できないまま社会生活を送らざるをえませんでした。 当時手話は、ろう学校でも禁止され、社会全体が手話を認めようとしない時代でした。 そんな中で、誤解や差別に耐え忍び、孤独や絶望と戦いながら一生懸命に生きてこられました。残りの人生は、自由に手話で話せる環境で言いたいことを言い合い、のびのびと明るく堂々と生きていただきたい…そんな思いで、平成26年5月にデイサービスを立ち上げ、支援を続けております。
聞こえない人にとって、「手話」は生きていくために無くてはならない言語です。 しかし、残念ながら、手話を必要としない、手話を認めないご家族や支援事業所が多くあるというのが現実です。 手話言語条例によって、手話が普及し聴覚障害者への理解が広まることを期待しつつも、「手話」だけに目が向けられ、施策だけが先走りし、聞こえない人の暮らしが取り残されないように、私たちはしっかりと彼らの声(手話)に耳を傾けて(目を向けて)、 「一人ぽっちのろう者(聴覚障害者)を作らない」「ろう者には手話で話せる環境を」を理念とし、デイサービスの運営を含めた様々な取り組みを、これからもしっかりと行って参ります。
特定非営利活動法人大きな手小さな手
代 表 金川 宏美
北日本新聞 「手話交え一人芝居熱演」
準備の段からご苦労頂いた実行委員会の皆さん、当日ボランティアでお手伝い頂いた皆さん、チケット販売に奔走して頂いた富山県聴覚障害者協会役員の皆さん、本当にお疲れ様でした。 皆さんの力添えがあってこそ、無事に終えることが出来ました。 心から「ありがとうございました」(^^)