応援メッセージ
社会福祉法人富山県聴覚障害者協会
理事長 石倉義則さん
私たちはこれまで、手話通訳の制度化(養成・認定・派遣・設置)をはじめ、テレビ番組など情報の文字化の実現に努めてきました。 私たち聴覚障害者が暮らしやすく、そして多くの皆さんとふれ合える社会の実現のためにです。 幸い多くのみなさんの理解をもとに、着実に成果をあげてきています。 今ひとつ、残された問題が「ろう者・聴覚障害者」の老後の問題です。 一人暮らしの方も増えてきており、通常の施設では馴染めず、同じ障害を持つ仲間同士が集える施設が望まれています。 この「大きな手小さな手」へは大きな期待が寄せられています。 ぜひ、皆さんのご援助・ご協力をお願いいたします。学校法人浦山学園 富山福祉短期大学
社会福祉学科 教授 鷹西恒(たかにし ひさし)さん
このたびは特定非営利活動法人「大きな手小さな手」を設立される運びとなられましたこと、心より応援したいと思います。 富山県聴覚障害者の医療を考える会の取り組みの中で、平成19年にろう者の高齢化問題を考えるための実態調査にて浮き彫りになった介護や医療、保健の諸課題と、それらに必要な専門的介助が望まれていることは存じておりました。 そして今回、とやま型デイサービスをはじめ、障がい児童所支援事業や作業訓練所等の機能を備えた事業所を作りたいという願いがようやく実現に向かっていると感じます。 また、このことはもはや社会的ニーズの一つであるともいえます。 「もし十分な時間をかければ、望んでいることはすべて実現できる」We can do anything we want as long as we stick to it long enough これは「ヘレン・ケラー Helen Keller (1880-1968)」の言葉です。 彼女は重い障害を背負いながらも、世界各地を歴訪し、身体障害者の教育・福祉に尽くしました。 この言葉を信じて市民のみなさまと共に夢を実現に導きましょう。社会福祉法人 富山県聴覚障害者協会
高齢部 前部長 谷口玲子さん
高齢になっても仕事ができることが嬉しいです。 休憩の時間に、みんなでおしゃべりを楽しんでいます。 体が不自由で外出できない仲間のことが心配です。 聞こえる人が集まるデイサービスでは、伝えることが難しく、遠慮してしまいます。 手話で自由に話ができる場所で、楽しい時間を過ごしたいです。富山市聾唖福祉協会
会長 小中栄一さん
「大きな手小さな手」の取り組みに期待ろう者が高齢になったら、その生活はどうなるのか、どのような支援が必要なのか。 数年前から問題提起がありましたが、実際に取り組んでいくことはなかなかできませんでした。 いつの間にか姿を見せなくなった先輩達も増えてきています。 そんなときに、NPO法人「大きな手小さな手」が立ち上がりましたことに深く敬意を表したいと思います。 富山市聾唖福祉協会は理事会で正会員として加わりともに取り組んでいくことを決めました。 私たちろう者は、手話で話し合える仲間が必要であり、大切です。 高齢になると、孤立しやすいものですが、ろう高齢者は家族からも孤立しがちです。 手話で話し合える仲間との集いの場、手話で支え合える場づくりを富山にも作らなければなりません。 富山市聾唖福祉協会も頑張ります。 皆さんも一緒に取り組みましょう。 よろしくお願いします。
富山県手話通訳問題研究会
会長 新船洋平さん
子どもが聞こえなくても、安心して育てられる。 大人になったら、自立して暮らすことができる。 聞こえなくても、安心して歳を重ね、老いることができる。 そんな当たり前のことが、”聞こえない”というだけで出来ないということは残念なことです。 個人の悩みではなく、地域の問題、社会の課題として、富山らしい形で解決していく。 「大きな手小さな手」さんの事業は、制度の谷間を埋め、住みよい地域、よりよい社会を築くための一翼を担うでしょう。 あなたの小さな想いが大きな後押しとなります。 ぜひ、一緒に応援しましょう。富山県聴覚障害者の医療を考える会
介護グループ代表 水木由美子さん
「大きな手小さな手」が法人設立の運びとなられましたこと、私たち富山県聴覚障害者の医療を考える会介護グループ一同、心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。 私たちはかねてより、高齢ろう者がコミュニケーションの困難により孤立することなく安心して集える場作りを目指して、手話通訳者や聞こえるメンバーの協力のもと、ろう者自身がヘルパー資格を取得し介護について学び、ミニデイや、ろう児と高齢ろう者との交流を企画実行し活動してきました。 聞こえない障害を持っていても、聞こえる人と同じように、安心して社会の中で老後の暮らしができるように・・。 「大きな手小さな手」その言葉のとおりに、高齢ろうあ者からろう児まで、楽しく微笑ましく手で語り合う姿が当たり前に見られるようになり、地域の一員として素敵な笑顔がきらきら輝き続けることを願い、事業のスタートを心から応援します。